陰からの建築 陰の重なりを用いた現代の浴場
陰の重なりを用いた都市型の浴場
設定を考え直しました。
都市型の浴場
都心ではツーキニスト(自転車通勤者)やランナーの人達が増加傾向にある。
特に皇居周辺をコースにして走っている人たちが大勢いる。
走っている人たちはトイレ、ロッカー、浴場、ジムを拠点として走りに出かけているのが現状。ランニングのためのサポート施設は出来始めているものの、テナントに貸しロッカーとシャワーが置いているだけのものが多い。
↓
銀座のエリアには浴場を拠点とする施設がない状態。
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銀座にツーキニスト、ランナーのための拠点となる都市型の浴場を提案。
敷地選定
延べ床面積をかせぐために多層にせざるを得ない敷地
単一空間になりがち、周辺が高いビルに囲まれ直射日光があたりにくい、ほの暗い場所
周辺の建築が高く直接こうが遮られている場所
東京都中央区銀座2丁目5−7
東京都中央区銀座4丁目4−5
質問の解答
「→8期SKTの多視点同時空間把握モデルに近いのか?
「空間を曖昧に感じさせる」ことが目標か?ならば、「ぼかし」の方が高度な目標なのでは?
質問は「ぼかし」とのメカニズムの違いを聞いている。それが説明出来なければゴールイメージはない。」
→多視点同時把握モデルに近いです。SKTさんでいう線遠近錯視モデルの効果を陰の重なりで作っているイメージです。ぼかしは空間にヒエラルキー、グラデーションをつくり、陰の重なりは空間に複数の奥行きをつくります。
「「奥行きが判別しにくいのは、陰がまだらのようになっており、かつ陰の濃淡は一様ではないので正確な奥行きを捉えにくいと今は考えます。」
→なぜ陰の濃淡が一様でないと正確な奥行きを捉えられないのか?を示す。」
暗い空間では光源に近いものは明るく、遠いものは暗くなっていく。また、グラデーション遠近法からも、白い部分は近くに、黒い部分は遠くに感じる。このことから、同一平面上に濃淡の異なる陰があった場合、濃さによって奥行き感が変わるので、正確な奥行きを捉えられないと考えます。
質問の解答2
「質問の前半はまだ答えになっていない。
梗概のためにも、過去の修士制作との違いを明確に示す。」
先輩達との違いを図にして表してみました。
敷地条件
コメントをお書きください
admin (日曜日, 15 1月 2012 01:33)
陰からつくる建築が相応しいプログラムと場所を選ぶ。
なぜ、ツーキニスト、ランナーのための拠点が相応しいのか?それは利便施設でしかないのでは?
何のために浴場の歴史を調べたのか?安易に設定を変えない。再考。
Admin (日曜日, 15 1月 2012 02:00)
質問の前半はまだ答えになっていない。
梗概のためにも、過去の修士制作との違いを明確に示す。
otk (月曜日, 16 1月 2012 05:54)
「何のために浴場の歴史を調べたのか?安易に設定を変えない。再考。」
→敷地条件を考えなしました。
陰から考えるのに相応しい場所は長い時間自然光を得られる立地だと考えます。
卒制のように元々暗い場所に光を取り入れるのではなく、陰を作っていくという考えで始めるためには、出来るだけ自然光があたる明るい敷地から始めたほうがいいと考えます。
なので、北側部分を考慮しないで考えると3面以上道路に面している敷地、あるいは高低差があり自然光があたりやすい敷地が相応しいと考えます。
裏原宿
渋谷に住む人や訪れる人に裏原宿に潜む生活美(自然)に気付かせコミュニケーションを誘発する提案。
代官山と中目黒のエッジ
代官山からの急な地形によって2つに街にとっても裏となっている場所に浴場を作ることで二つの街に住む人、訪れる人にとっての転換点となり、2つの街の人たちのコミュティ施設として提案する。