仮構性をもつ境界を用いた同時存在空間/HSGN3

仮構性をもつ境界を用いた同時存在空間

まだ途中ですが出来次第更新します。すみません。

 

■柏崎は江戸時代は北陸街道の宿場町として栄え、明治時代は石油の産出により製油業、機械金属製造業が発展した。当時の鉄道輸送の利便性から駅前は、工場が集積立地され、現在でも幾つかの工場が操業している。そのため駅前は工業系の土地利用が中心のため、商業による賑わいのある駅前とはなっていない。 しかし、近年の社会状況の変化に伴い、駅周辺の大規模工場が撤退したため、跡地の活用が問題となっている。

■現在では中心市街地は道路の狭さ駐車場の少なさにより現代の車社会には受け入れられず、国道8号線沿いを中心に大型ショッピングセンターの進出により生活の軸はズレてしまい中心市街地は空洞化が進んでいる。また国道と中心市街地はJR信越線、越後線によって分断されている。

■中心市街地には市民プラザ、産業文化会館、ワークプラザ柏崎等の市民のための施設が設けられているが特定の機能に対して個別の部屋を用意するといった旧来の計画手法の施設であり目的なく気軽に使える施設が整備されていない。

市民活動の場となる複合施設(役所 生涯学習 市民活動の場 図書館)を提案する。敷地は駅周辺の大規模工場が撤退地には平成24年に市民会館が建設され再開発の場となっている。中心市街地と国道の中間に位置し、車でも、駅からもアクセスできる場に設定することで新旧の町の構造をつなぐ。