□問題意識:まちへ愛着や誇りを持って暮らせていない。
地方都市はコンパクトシティ化を行う一方で、地域拠点間のネットワークや拠点内のネットワークを円滑にするために車社会に対応するまちをつくっている。その結果、まちなかでは歩行者よりも車が強くなっており、今までまちにあった居場所や魅力的な路地がどんどん減ってしまい、まちの魅力や人々の居場所がなくなり、個性のないまちになろうとしている。そのようなまちで生活する今の子どもたちや若者はまちの良さや、まちらしさをしらないまま育ち、まちへの愛着や誇りがないまま都心へ出て行ってしまう。
□プログラム:交流センター
●気軽に立ち寄れる場:オープンカフェ/公園
●まちの活動が見える場:図書館/交流センター/展示室/キッチン
●まちらしさのある空間:まちとつながりのあるものを体験出来る施設
●まちの役場が身近にある:役場/広間
□敷地
福岡県筑後市/熊本県宇土市
□形態
低層/低層分棟型
□最終イメージ
車に頼らず、公共交通機関や徒歩で暮らせるまちづくりをして、普段たまり場(居場所)として使うことのできる人と人、人とまちをつなぐ場を提案することで、まちに愛着や誇りを持って暮らせるきっかけつくる。
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admin (火曜日, 05 8月 2014 14:40)
まずシビックプライドについて学ぶ。
http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/interview/interview15.html
考え方は昔からあるが、コミュニケーションデザインとしてクローズアップされている。
その延長に現在の様々なまちづくりがある。(先日の富山もそう)
*こういった都市計画的な試みを調べるだけでは弱い。(修士論文なら良いが、もっとテーマを絞り、具体的な調査が必要となる)
*そこで、「建築空間」や「都市空間」との関係性を考えて行く。プログラム(機能)ではない。
*どんな空間があれば、まちに愛着や誇りを持てるのか?
*人とまちをつなぐには、どんな空間が必要か?
*人がたまるためにはどうすれば良いか?
などなど、本質的な問題意識へ踏み込まないと、卒制テーマレベルにもならない。