停留所空間が生み出す人とまちのつながり/YMD1

1.駅の開発の現状と郊外の駅

比較的大きな駅では駅とまちを繋いだり、商業施設をおいて駅自体を目的地とする工夫がされ、まちの中心という本来の役割を再生してきた。

しかし、郊外の駅のベッドタウン化した、まちの中心ではない駅では、まちの中心・観光地等の駅と同じやり方で再生しようとしても、昼間に多くの住民がいないため、人のつながりがなくなっているベッドタウンの問題は解消されない。

 

2.問題意識

駅は家と仕事場、学校の通過点にすぎないのが現状である。駅には関心がなく、鉄道に乗っている時間は無駄であり、できるだけ短くしたいと考える。

都心では駅ビルなど、目的となるものが多いため、駅であると認識することで人が集まる。

しかし、郊外では交通手段としての駅であると思っているために、駅を身近に感じないのではないだろうか。

住民が多く使うベッドタウンの小さな駅では、駅を駅だと感じさせないことで、人はその場所を身近に感じ、まちの中心となる場所ができるのではないか。

鉄道のイメージを変えることで、駅を駅と感じさせない提案をする。

 

3.プログラム

誰でも必要とする施設、自然に立ち寄りたくなる施設、

カフェ、美術館

 

4.敷地

①JR相模線の単式ホームの駅(下溝、入谷、門沢橋、宮山、香川)

単式ホームは片側に線路がないため、まちと繋がりやすい。

②マイナーな単線の路線(現在探し中です)

 

5.最終イメージ

・路線全体が一つの施設になるような提案

・土木(鉄道、ホーム)と建築(駅舎)の境界をなくすことで、人々の土木に対する知識が変わり、今までとは違ったまちづくりをする。

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コメント: 1
  • #1

    admin (火曜日, 05 8月 2014 14:30)

    まず問題意識を明確にしたい。

    *YMDが「駅」に興味があるのはなぜか?
    *もはや「駅」にはかつてのような都市的価値がないとしたら、いくら駅を変えても何も変わらないのでは?
    *では、どうやったら「駅」にかつてのような価値を与えることが出来るのか?
    *そういった成功例はどんなものがあるのか?鉄道駅にこだわらずに探す。
    *「路線全体が一つの施設になるような提案」には過去どんなものがあるだろうか?
    箱根周遊切符やスタンプラリーは違うか?
    *「土木」か「建築」かをみんな気にしていないのでは?では、何を変えれば良いのか?

    具体的な事例を多数挙げ、見に行ける場所に行き、会える人にインタビューをする。